ヨガの基礎知識!ヨガの種類と瞑想との相性について

古代インドで誕生した修行の1つであるヨガは、自宅でも簡単に出来る事から健康を意識してやっているなんて人も多いのではないでしょうか。

姿勢や呼吸法を重視することで健康促進にも繋がりますし、精神統一を重視して瞑想によるメンタル面へも効果が期待出来ます。

また、ダイエット効果を期待して行うこともありますね。

そんなヨガの基礎知識や種類、そして瞑想との相性について知っておきましょう。

ヨガとは

日本ではヨガと聞くと、リラックスできる音楽の中で決まったポーズを取ることというイメージが先行してしまっているのではないでしょうか。

しかし、実はヨガの重要なポイントはポーズを取ることではなく心にあります。

ヨガとはサンスクリット語の言葉で「つながり」という意味があります。

心と魂、そして身体が繋がっている状態の事を表しており、姿勢と呼吸、そして瞑想を組み合わせて心と身体の緊張を解し、心を安定させて安らぎを得るものです。

ヨガを行うことで身体のゆがみや癖を直したり、自律神経を整えたり、集中力を高めたり感情のコントロールを上手に行うことが出来るなどの効果を得ることが出来ます。

肩こりや腰痛、頭痛といった慢性的な症状に悩んでいる人にもおすすめですし、身体の中に溜まった老廃物を排出してリンパの流れや血流を良くする効果も期待出来るでしょう。

そのため、普段から運動をしていない人や運動が苦手だという人、冷え性や肩こりなどの症状に悩んでいる人や毎日忙しくてストレスを抱えている人などにヨガは大変おすすめです。

また、それ以外にもリラックスをしたいという人や自分を見つめなおしたいと考えている人、自然との結びつきをヨガを通して感じたいと考えている人にもおすすめですよ。

ヨガの種類

一見同じように見えるヨガにも、実はいろんな種類があります。

ハタヨガ・ホットヨガ

サンスクリット語で「ハ」が太陽、「タ」が月という意味を持つヨガで、この2つの言葉を組み合わせることで太陽と月・精神と生命力、そして陰と陽という解釈が出来ます。

そこからハタヨガというのは、力強い身体のパワーという意味で知られているものです。

運動量は様々ですが、初心者の人でも簡単に取り組むことが出来るものもあり、呼吸と一緒に身体を動かすことで、デトックス効果やダイエット効果、運動不足の解消などの効果が期待出来るでしょう。

また自分の身体と心に向き合えば、ストレスによる自律神経の乱れやバランスを整えることも出来ますので、うつ病などにも効果があると言われています。

また、ハタヨガから派生したヨガの1つにホットヨガがあります。

室温が40度・湿度が60%程度の高温多湿な環境で行われるヨガは、老廃物と汗の排出を目的としているためデトックス効果が期待出来るでしょう。

アシュタンガヨガ・パワーヨガ

アシュタンガヨガは、他のヨガに比べますと非常に運動量が多いため、初心者の人にはあまりおすすめ出来ません。

呼吸法もありダイエット効果が期待出来る有酸素運動だと言えるでしょう。

そのため、代謝力をアップさせたい人や筋力をアップさせたい人に大変おすすめです。

また、アシュタンガヨガをベースにして、現代人のライフスタイルや体型に合わせて、様々なヨガをミックスして展開しているパワーヨガというものもあります。

こちらは発汗量も非常に多いためエクササイズを目的とするのであれば最適だと言えるでしょう。

シヴァナンダヨガ

シヴァナンダヨガは呼吸法から太陽礼拝、瞑想や12の基本ポーズなどを行う、大変バランスの良い伝統的なヨガです。

精神状態を整えれば心と身体の健康を高めることにも繋がりますので、スピリチュアリティを高めるのに良いと言われているヨガです。

このヨガの最大のポイントは、1つ1つの基本ポーズの間に必ず「シャバアサナ」という心と身体をリラックスさせるためのポーズを取ることです。

シャバアサナを取ることで、身体の内側のエネルギーを高めて、心身に良いリラクゼーションを与えて活力をみなぎらせることが出来るでしょう。

そんなシヴァナンダヨガには集中力や柔軟性を高めたり、リラックスやデトックスなどの効果を得ることが出来ます。

ヴィンヤサヨガ

サンスクリット語で「ヴィ(Vi)」は特別な方法、そして「ンヤサ(nyasa)」は配置するという意味があります。

配置するという意味には、アーサナを途切れることなく続けるという意味があり、非常に運動量が高いヨガだと言えますので、身体をたくさん動かしたい人に大変おすすめです。

ヴィンヤサヨガにはインナーマッスルを鍛えて筋力をアップさせる効果やデトックス効果などが期待出来ます。

太陽礼拝のシークエンスを中心として様々なポーズを組み込みますので、始まりから終わりまで呼吸を特に意識することが求められます。

動きをメインとしたシークエンスや瞑想を重視したシークエンスなど、目的に合わせて選ぶことも出来るでしょう。

クリパルヨガ

アメリカ発のヨガであるクリパルヨガは、自由で流れるようなヨガであり、たっぷりと動く瞑想を行うことでリラクゼーション効果やヒーリング効果を得ることが出来ます。

伝統的な瞑想やアーサナに興味がある人や、身体的に制約がある人、自分を理解して人との関係を改善したいと考えている人に大変おすすめです。

クリパルヨガは自分の身体・心・精神をみつめるために、段階的に3つのステージで習得します。

丁寧にポーズを取り、修練を積んでいけば動きの中でも瞑想を得ることが出来て、ポーズを取りながらも動きの瞑想状態を体験することが出来ると言われています。

陰ヨガ

運動量が多いパワーヨガやアシュタンガヨガなどは「陽ヨガ」と言われますが、それに反対してゆっくりとした動きや呼吸に重点を置いているのが「陰ヨガ」になります。

精神の深部・そして身体に働きかけるヨガであり、リラックス効果が高く期待出来ます。

陰ヨガは陽ヨガとは異なり、1つのポーズを3~5分と長い時間を掛けながら、ゆっくりと保持するという特徴があります。

ポーズを取りながら深い呼吸を行うことで、心と身体をリラックスさせる事が出来ます。

陰ヨガと陽ヨガと組みあわせる事で、関節や筋肉の柔軟性を高める効果も期待出来ますので、是非取り入れてみて下さい。

ピラティス

体幹を安定させてインナーマッスルを強化させる事が出来るピラティスは、身体への負担を掛けることなくパフォーマンスを向上させたり、姿勢を改善させることが出来るなどの効果が期待出来ます。

ヨガの体系を参考に作られた西洋のヨガと言われるものです。

高齢者や身体に不調がある人でも、無理なく行うことが出来るエクササイズで、呼吸や精神面を重視するヨガとは異なり、常に動き続けながら行うという特徴があります。

ヨガと瞑想

現代でのヨガは身体を動かしてエクササイズを行うなどの陽ヨガがメインではありますが、本来のヨガの目的というのは、あらゆるものとの調和をする目的がありました。

そのため、ヨガというのは瞑想であったとも言えます。

瞑想とは心を鎮めて自分自身と向き合い、そして自分の心がどう感じているのかを知る事で自分を深く見つめ直すことが出来ます。

瞑想はヨガの三大要素の1つであり、日常生活にアーサナー(ポーズ)と瞑想、そして呼吸を取り入れることでストレスの解消や心身を解きほぐして、常に心地よい状態でいることを可能とします。

一般的な瞑想というのは、何も考えない状態を作り出すことで脳からストレスを軽減させて、そこから身体のリラックスへと繋がりますが、ヨガの瞑想法は異なります。

ヨガの瞑想法は、ヨガのポーズ・呼吸法を行った後に行いますので、身体も脳も同時にリラックスする事が出来ます。

また、姿勢の改善なども行うことが出来るという特徴もあります。

ヨガの瞑想で得られる効果

瞑想と聞くと、雑念を捨てなくてはいけないとかジッと同じ場所に座っていないといけないなど、何となく難しいイメージを抱いている人もいるのではないでしょうか。

しかし、ヨガの瞑想は瞑想だけではなく、ヨガを行いながら出来るものですので、心をリラックスさせて身体を解しながら行うことが出来ますので、ジッとしているのが苦手だという人に大変おすすめです。

そんなヨガの瞑想には、良い効果が5つもあると言われています。

1つ目はストレスを軽減することが出来るということです。

ヨガの瞑想では、ポーズを取りながら深呼吸を行いますので、自然と身体がリラックスできる状態を作り上げ、ストレスの軽減に繋がります。

2つ目は集中力を高めることが出来るということです。

ヨガは腹式呼吸を行いながらポーズを取りますので、血流が良くなるという効果が期待出来ます。

脳のすみずみまで酸素がいきわたるようになりますので、集中力アップが期待出来るでしょう。

また、集中力を高めることが出来れば、瞑想の効果もアップさせることが期待出来ます。

3つ目は心身の調和が取れるということです。

デスクワークをしている人は特に、毎日同じ姿勢で何時間も仕事をしていますので、その分身体の柔軟性が失われている状態にあると言えます。

そのままの状態で居続けますと、身体は強張り精神的にも緊張状態が長続きしてしまいます。

ヨガでしっかりと身体を解して、瞑想で心と向き合えばリラックス効果を得られますので、心身の調和が取れるようになり、肉体・精神面で健康になる事が出来るでしょう。

4つ目は自律神経を改善することが出来るということです。

ヨガで行われる呼吸法には乱れてしまった自律神経を正常に戻すという効果が期待出来ます。

普段不規則な生活を送っている人や人間関係のストレスなどで自律神経が乱れてしまっているという人は、ヨガの瞑想を行うことでオンとオフの切り替えをきちんと行うことが出来るでしょう。

5つ目は直観力の向上が期待出来るということです。

仕事で良いアイディアが出ない時、脳は緊張状態になっているのをご存知ですか。

そのため、ヨガを行えば直観力を高めることが出来ます。

脳をリラックスさせる効果も期待出来ることから、ヨガの瞑想を行うことで自分の直観力を高めることが出来るでしょう。

ヨガを行う前の準備

ヨガの呼吸やポーズを行う前に、ヨガを始めるための準備をきちんと整えましょう。

ヨガには特別な道具というものは必要ありませんが、安全に楽しむためにも準備は大切です。

まず、自分の体調を必ずチェックして、少しでも不調を感じる場合には無理をしないことが大切です。

特に足腰の痛みが強く出ている場合や熱があり身体がだるいと感じる場合、それ以外にも吐き気や頭痛、睡眠不足や二日酔い状態では絶対に良い効果は得られませんのでヨガは行わないようにしてください。

ヨガは激しい運動ではありませんので、無理なく行うことが出来るのは確かですが、ポーズによっては頭を下げたり、関節に負荷を与えるものもありますので注意が必要です。

そして、ヨガのポーズは体幹をねじったり内臓の部分を刺激するようなものもありますので、食後に直ぐ行うと気持ち悪くなる可能性があります。

ヨガを行う理想のタイミングというのは空腹時と言われていますので、必ずヨガを行う約2時間前までには食事を終わらせておくようにしましょう。

また、ヨガは実際にやってみると思った以上に運動量も多く、沢山汗をかきます。

水分補給の準備は万全にしておくと安心です。

特に初心者の人は水分を小まめに取ることを意識して下さい。

但し、お茶やコーヒーなどの利尿作用や身体を冷やす作用がある水分は、摂取することでかえって体内の水分を奪ってしまう可能性がありますので、必ず水にしましょう。

おわりに

ヨガには沢山の種類があり、また瞑想とも深い関わりがあるため非常に相性が良いものだという事が解りましたね。

自宅でも簡単に出来るということで人気のあるヨガですが、始める前にはしっかりと準備をする事を忘れないで下さい。

気持ちを高めるためにも、ヨガ専用のウェアやヨガマットを購入してみるのも大変おすすめです。

質の高いヨガの時間を作りだすことが出来れば、自然とポーズ・呼吸法・瞑想法も質が高まって良いリラックス効果を得ることが出来るでしょう。

ヨガはウォーキングやジョギングのように、誰でも簡単に始めることが出来る身近な運動です。

健康維持にもダイエットにも良いと言われていますので、安全に楽しみたいですね。

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