魔術の基礎知識!基本概念と歴史、使われ方について

魔術というのは、科学技術では説明が出来ないような超自然的・超常的なものを指します。
現実的にはあまり考えられないイメージがありますが、果たして一体どんなものなのでしょうか。
歴史や基本概念などを知っておきましょう。
魔術とは
魔術には大きく分けて3通りあります。
1つ目が手品・奇術であり、不可思議な現象を相手に見せる技です。
2つ目が魔法です。
これは、人間の内なる可能性を開発することで、人間を超える存在になる方法です。
3つ目が呪術であり、これは呪文や呪物などを使うことで、超自然的な現象を起こすと信じられているものです。
そしてそれとは別に、更に細分化することで魔術には様々な種類があります。
錬金術と言われるものは、物質の変換・モノを造りだすことであり賢者の石などが有名です。
召喚魔術と呼ばれるものは、魔法円を描いて天使や神・悪魔などを呼び込む術になります。
高等魔術は実践的・理論的に自己実現などを目指す魔術になります。
それ以外にも、キャンドルやオイルなどを使ったおまじないや占いなどの魔女と関連付けが出来る技術や知識・信仰などの魔術を魔女術と言います。
魔術というものは、実はちょっとした恋のおまじないから哲学に至るまで、幅広い範囲で使われているものだという事を知っておきましょう。
魔術と手品・奇術
魔術の1つとして挙げられる手品・奇術ですが、手品というのは、手品師がその器用な手先を使って、まるで魔法を掛けているかのような不思議な技を見せるものです。
相手を上手に騙すためのテクニックを磨くには、相当な練習量が必要だと言われています。
そして奇術と言われるものは、手品に比べますと大掛かりな小道具やセットが必要となります。
人が宙に浮いているように見せたり、箱の中に人を入れて、そこから剣を刺しても死なないなどの不思議な術を見せます。
アシスタントや観客を使って上手に技をこなしますが、手品も奇術も「タネ」と呼ばれる仕掛けがあります。
奇術の歴史は非常に古く、そして魔術と非常に近い関係があるとも言われています。
魔術は英語でMagicと言いますが、この言葉は奇術・手品でも言われる言葉である通り、奇術というのは魔術を実現するために発展したものだと考えられるでしょう。
昔の偉い人というのは、不思議な力を持っていることで大きな影響力を人間に与えてきました。
それは、普通の人とは異なるという点を上手にアピールすることで、権力を得ることが出来たからです。
このように、リーダー的な存在を持つ人が、不思議な力を持っているということをアピールする奇術を「原始奇術」と言います。
魔術と魔法・呪術
魔法と聞くとファンタジー要素が強いイメージがありますが、魔法と言うのは理屈や科学では証明することが出来ない不思議な出来事の事を指します。
そして自然を超えた超自然現象を起こすために使われる秘術や不思議な力の事を呪術と言います。
呪術では黒魔術や白魔術が有名であり、黒魔術は敵に害を与えるための呪いやおまじないの事を言います。
白魔術というのは、その呪いやおまじないを打ち消したり解いたりすることで、良い結果を導きだすものです。
呪術というのは「呪う」という言葉が入っている通り、どうしても許せない感情や憎しみの感情を引き起こして、相手に願いを掛けるものです。
日本の呪いで有名なのが、丑の刻参りと呼ばれる神道系の呪いになります。
深夜の丑三つ時に神社でといった詳細は省きますが、本当に呪いたい相手がいない限りはやっている本人も怖気づくような行動を7日間行うというものです。
但し、呪いを相手にかけるというのは、必ず自分にも返ってくるものであり、相手を苦しめたとしても必ず其れ相応の代償があると言われています。
魔術の歴史
魔術の中でも黒魔術の歴史は非常に深いと言われています。
起源は古代イスラエル文明やエジプト文明だと言われており、魔法陣を描き呪文を唱えることで悪魔を召喚していました。
これは、イスラエルのソロモン王が残したソロモンの鍵と呼ばれる書物に実際に記載されており、中には悪魔を召喚する方法や実際に召喚した悪魔を従わせる方法などが書かれていると言われています。
黒魔術というのは、召喚をした悪魔と契約を交わして、自分の願いを叶えてもらいますが、魔術を書けた相手を不幸にしたり殺したりする事も出来る事から、非常に危険な魔術だと言えるでしょう。
そして、黒魔術を掛けるには自分が望む願いに相応した対価が必要となります。
対価は契約を結んだ悪魔に支払うものですので、万が一悪魔との交渉を間違えてしまいますと、自分の命が危険になるというリスクが出てきます。
黒魔術はきちんとした知識を持っていないと、自分自身が悪魔に取り付かれてしまうというケースもあります。
その場合には、悪魔祓いを行わなくては呪縛から解かれることはありませんので、黒魔術は絶対に遊び半分で行ってはいけないものであると言えるでしょう。
日本では先ほど魔術と魔法・呪術のところでも紹介したわら人形を使った丑の刻参りなどがメジャーな黒魔術だと言えますが、それ以外にも祟りや呪いといった類のものは「陰陽師」が使用した黒魔術だとも言われています。
西洋では悪魔ですが、日本では鬼や妖怪などを使って術を掛けていましたが、その内容は双方ともに人を不幸にするための術でした。
しかし、陰陽師は黒魔術のように悪いことだけに術を使用するのではなく、人々を幸せにするための白魔術と言われるものを使うのが本来の仕事だと言われています。
白魔術の掛け方
魔術と言うと一見怖いイメージがありますが、それは黒魔術であり、人へ好結果を生みだす白魔術を使う方法もあります。
白魔術は相手に呪いを掛けるなどではなく、誰かと結ばれたりお金持ちになったり、人間関係や家庭内の環境を良くしたいなどのポジティブな目的で使用する良い魔術です。
白魔術の儀式を行う際には、必ず自分自身が沐浴や瞑想・深呼吸などを行い身体を浄化させることが大切です。
そして室内で行う場合には、ローズマリーやミントなどのお香を焚いてお部屋の浄化も行わなくてはいけません。
恋人を見つける白魔術は、赤いバラの花を5本持って家から出かけましょう。
出来る限り広い範囲を歩いて魔法のネットを張ります。
自分の中である程度の範囲を決めましたら、地面に赤いバラを1本落とします。
この行為を持っているバラの数だけ行います。
バラを落とす時には、「真実の愛が私を見つけてくれます」と唱えながら置きましょう。
お金持ちになる白魔術は、黄色いキャンドルを3本用意します。
そしてそのキャンドルで三角形を作り、三角形の中に金の指輪とネックレスを置きます。
キャンドルを灯しましたら、「富と繁栄が私のものになりますように」と3回唱えて下さい。
願いを唱えましたら、中に置いてあるネックレスに金の指輪を通して、首に掛けましょう。
これらの白魔術は非常に簡単なものではありますが、本格的に白魔術を行いたい場合には、きちんとした儀式を必要とします。
魔法円を描いたり鏡を使って魔法を唱えたりしますが、白魔術を使う際の最低限のルールは、自分自身と魔術を行う場所を必ず浄化させてから行うという事です。
それさえ守ることが出来れば、黒魔術とは異なり相手を傷付けるための魔術ではありませんので、楽しみながら行ってみましょう。
魔術で気をつける事
魔術は白魔術・黒魔術などいろんな種類がありますが、魔術が持っている力を借りる場合には必ず気をつけなくてはいけない事が何点かあります。
それは、簡単に出来るもの程、軽い気持ちやお遊び半分で魔術を掛けないようにすることです。
何故かと申しますと、魔術の効果を弱めてしまったり、効果が薄まってしまう可能性が高くなるからです。
それ以外にも、安易に手を出すことで自分の身に危険が迫るというリスクも高くなる可能性もあります。
そして自分は今、魔術を掛けているということを絶対に他人には知られないようにする事も重要です。
万が一知らない人や知人・家族などに魔術を使っているという事が知られてしまいますと、他人の邪念が魔術に入り込んでよくない結果を招く恐れが出てきます。
呪いを掛ける黒魔術であれば効果が無くなってしまったり、呪いの効果が自分に跳ね返ってくるかもしれません。
また、両思いになる白魔術を掛けていた場合、相手に知られることで万が一その人があなたと相手との恋を邪魔したいと思った場合、その気持ちが邪念となって白魔術が失敗する恐れが出てきます。
魔術を掛けていることを誰かに言いたい、広めたいと思っている人は、絶対に魔術を使用しないで下さい。
おまじないも魔術の一種
明日天気が晴れるようにおまじないを掛けたり、好きな人と両思いになりたいなど、様々な種類のおまじないがありますが、実はこれも魔術の一種だと言われているのをご存知ですか。
小さい頃に簡単なおまじないの本を読んでお友達と一緒にやったことがあるなんて人もいるのではないでしょうか。
この「おまじない」というのも、天使や悪魔の力を借りることで自分の欲望や様々な願望を叶えるための方法となります。
おまじないは白魔術や黒魔術のように魔法陣を描いたりといった事はしませんので、それこそお遊び半分で行う人も多くいますが、方法が簡略化されているとは言いましてもその効果は絶大です。
そのため、扱い方を間違えてしまいますと効果を得られませんし、自分が望んでいた結果とは違うものになってしまう事も十分にあり得ますので、おまじないを行う際には十分に気をつけましょう。
知らない間に私たちは魔術を行っている
言葉にはよく物事を実現させるだけの力を持っていると言いますが、私たちは知らない間に魔術を使っています。
それは簡単に申しますと「縁起」と呼ばれるもので、大学受験・高校受験を控えている受験生の前では「落ちる・すべる」と言った言葉はタブーであったり、結婚式で「縁が切れる」のに結びつく言葉を使うのはタブーだったりすると言われているのもその言葉を使うことで実際に悪いことが起こるのではないかと信じられている一種の魔術だと言えます。
その他にも、数字の4や9には良くない意味が込められていたり、北枕にして寝てはいけない、夜中に口笛を吹いてはいけないといったものも、私たちが知らない間に身に付いている行動であり、魔術の一種だと言えるでしょう。
そして一流の芸能人やスポーツ選手などが行っている「ジンクス」も魔術の一種として挙げられます。
身体を洗う時は必ず頭からとか靴を履く時は必ず左足からなど、これらの行動を一貫することで、良いことを引き寄せようとしたり、反対に良くないことを避けようとする魔術の一種なんですよ。
おわりに
魔術にはいろんな種類があり、また様々な活用方法があります。
相手を不幸にするのも幸せにする事も出来ますが、興味本位で手を出すのは絶対に止めましょう。
また、いろんな種類の魔術があるがゆえに、魔術には相性というものがあります。
魔術を行ってみて効果を実感出来なかった場合には、魔術の相性が悪かった可能性もありますので、諦めずにいろんな種類の魔術を試してみるのも良いでしょう。
但し、魔術には相応の対価が必要となりますので、叶えたい欲望・願望が強いものほど支払う対価が大きくなるということをきちんと理解しておきましょう。
KOUの見解
こんにちは。KOUです^^
KChanがとってもよくまとめてくれた魔術の記事ですが、私の見解として魔術、呪術、催眠、レイキ、気功、これら全ては同じ技術から生み出されていると判断しています。
これらのことは、ほぼ科学で解明されていることです。
せっかくなのでKChanの記事は残しておきますが、将来気功師、ヒーラーになりたい方はもっと理論的にこれらの技術を学んだ方が頭打ちにならずに済むでしょう。
もし詳しくお知りになりたい方はご連絡くださいませ^^