気功技術の一つに気の玉というものがあります。
両手のひらで丸いおにぎりを握るような動作をして気の玉を作ります。
この気の玉の技術には色んな気功の考え方が詰まっていて、これから気功を始めようと思う方にとって、たくさんの学びがあると思います。
今回は気の玉の技術を通じて気功の考え方についてお伝えしていきたいと思います。
気の玉の正体
気の玉とはいったい何なのか?
読んで字のごとく気で作り出された玉なのですが、玉は特に玉でなくとも四角でも良いですし、星型でもいいですし形は何でも良いのです。
大切なのは「気」の方ですね。
気とは簡単に言うと自分が意識したもの全てです。
例えば今、目の前にあるパソコンなり、スマートフォンなりを意識した瞬間、それは気となります。
意識しなければ自分にとって存在しないものであり朽ち果てていく存在でしかありません。
そして気の玉に戻りますが、両手のひらの中に「玉」を意識した瞬間、それは気となり情報空間では気の玉が存在します。
プシュケー
気の玉を作る時に両手のひらをあわせ息を吹き込む気功師もいます。
古代ギリシャでは息をプシュケーと呼び、転じて心や魂を意味するようになりました。
ふっと息を吹き込むことで魂となった気の玉は作り出した者の意思によって色んなものに変化していきます。
例えば気功技術の封入であったり、結界であったり
作り出した者の意思により単なる球が、意識を持った気の球に変化します。
気の玉は気づきの作業
気の玉を作るのは単純です。
しかし上級者になるほど気の玉を作るうえで意識に上げる情報は多くなり、逆に作る時間はあっという間になります。
この作業の見かたを変えると、気の玉を作る作業は意識状態を下げることに繋がっています。
ようするに深い変性意識状態を生成するための作業と言えます。
気の玉に集中することで5感+言語情報を活用しRゆらぎを生成させているのです。
ですから気の玉へ気功技術を封入したり、クライアントさんのホメオスタシスを同調させたりできるのです。
気の玉を作る過程で、どれだけの事を意識に上げられるかがポイントとなります。
気の玉のつくりかた
最後に詳しく気の玉の作り方について解説します。
- 両手のひらを合わせ手の温もりを感じます。
- 温もりが感じられない時は手のひらへ息をフッと吹きかけます
- 少しずつ手を開いていきます
- 揉んだり、圧迫したりしながら玉を作っています
しばらくすると抵抗感を感じるようになっていきます。
慣れてきたら気の玉を熱くしたり、冷たくしたり温度を変化させてみましょう。
更に高度に作る場合は、気の玉に色を付けてみたり、球体だけでなく色んな形にしてみます。
ただし最初から高度なものを求めるより、ひたすらシンプルな気の玉を作ることを実践した方が色んな気づきを得られ、結果として気功技術の向上の近道になるでしょう。
サッカーのリフティングのように気功が上達するたびに気の玉を作るのも上達しますよ。